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チュニジアのベリーダンス事情(5)

phenix 2


カルタゴのレストラン・フェニックスで見たベリーダンス・ショーは、観光客でなく、ローカルなお客さんを対象としているようで、レストランの週末(木、金、土)のショーの一部に組み込まれていました。

まず、チュニジアでは夕食の時間がすごく遅いんだそうです。
たとえば、夜10時スタートとかがザラだとか。
だから、ショーが組み込まれているレストランも、10時以降にならないと、ショーは始まらないとか。

私が行ったフェニックス・カルタージュでは、10時からアラブ音楽の生バンドがスタート。11時から歌手登場。深夜12時からベリーダンサー登場、というスケジュールでした。

私はどっちかというと早寝タイプなので、「辛い」と思ったんですが、早寝したいためにベリーダンスのショーを一度も見ないのもババくさくてしゃくなので、がんばって行くことにしました。

音楽は、シンセサイザー、ウード(ギター)、ドラム2名というバンドで、とても良かったです。でも、シンセがエコーガンガンでうるさすぎて、ウードとドラムだけの素朴なアラブ音楽の演奏をもっと聴きたかったです。
ウードの人は歌も歌ってくれて、ドラムもとても上手かったです。

夜10時まで、私の腹時計が待っていてくれないので、出かける前に普通に食べてしまったのですが、レストランなので、何も頼まないわけには行かず、なんかつまめるものでも、と思って「メッズ2人前」という前菜の盛り合わせを頼んでみました。

前菜=イタリアンのアンティパスティみたいなものだったらいいな…、とちょっと期待していたんですが、鶏肉、牛肉、メルゲーズ、いか、えびの焼いたのがごっそり盛られてきて、ちょっとげんなりしました。いか焼きは、屋台の味みたいで、とっても美味しかったんですが…

11時ごろ、女性歌手が登場して、場が盛り上がりました(一番上の写真の図です)。

歌手のマイクもかなりエコーがきいていて、これはアラブ音楽は仕方ないのかな、と思いましたが、みんなが知ってる曲を歌ってるようで、お客さんもみんな一緒に歌ったり、手を叩いたりしていました。
一曲、チョイワル先生が時々即興で使う曲も歌ってくれたので、私も知っていて嬉しかったです。

リズムがはっきりした曲になると、あちこちのテーブルで、踊りたくてウズウズしてるお客さんが、客席からスネークアームをウニャウニャしてきて、結構面白かったです。

歌手が各テーブルを回ると、あちこちで立ち上がって踊りだす人が続出。

私たちのテーブルに来た時、彼女が歌いながら、私に手を差し出すので、つい握ったら、ぎゅっと上に持ち上げられて、立たされたので、ついつい一緒に踊ってしまいました
(人がいるところでベリーを踊ったのは初めてでした!)

ちょっと踊ってから座ると、ダンナが、恥ずかしそうに顔を伏せていました(笑)

belly show1


チュニジア人のお客さんたちは、この頃には踊りまくっていて、勇気のある人は勝手にステージに上がって踊っていました(この写真が、そのときのシーンです)

やっと深夜過ぎて、ベリーダンサーが登場。

イスマハーンという名前の、小柄でウェーブした黒髪の若い美人ダンサーでした。

踊りは、キレがあるダイナミックな動きで、身体は大きくないけれど、ステージ全体を使って、表現もとてもキレイでした。

踊り自体は、オリエンタルのベーシックな動きの組み合わせ、と言う感じで、その中にベンドやターンの早い動きを組み込んだものや、ベールを使った踊りが多かったです。エジプシャンと言うよりは、レバノン風なのかな、と思いました。
(チュニジアでは、レバノン系のダンサーも多いそうです)

決して、でっぷり系のダンサーではなかったんですが、かといって、やせ型ではなく、うちのダンナは、太めの女子は苦手な人なので、「こっちの人は、太めの女性が好きなんだなぁ〜」とちょっと文句を言っていました。

お腹や腰周りなんかは、しっかりしていましたが、よく見ると、お腹は筋肉がびっしりはりめぐらされていて、ベリー筋というレベルを超えて、ほとんど女子ボディビルのようでした!

3曲ぐらい早めの曲で踊った後、アサヤのダンスがあって、これぞスペクタクル!って感じで客席もガンガンに盛り上がっていました。

その後、ダンサーが客席に下りてきて、みんなのテーブルを回りながら踊っていきました。

最初は気がつかなかったんですが、途中から、ダンサーのブラにお札が一杯はさまっていました。

それで、よく見てみると、各テーブルで、お客さんがダンサーのブラにお札を差し込んでいました。
それもちょっとビックリしたんですが、ある客席のおじさんが札束をピラピラとダンサーの頭から浴びせていたのには、かなり驚きました。
(後でボーイさんがはいつくばって、お札を集めていました)

別のテーブルのチビハゲの冴えないおじさんは、お札を数えるように、一枚、2枚、3枚…と、踊るダンサーの上からピラピラとばら撒き、私もつい数えていたんですが、とうとう30枚も!!お札をまいてしまいました。

お札の種類までは見えなかったんですが、10ディナール札だったとしても、30枚で3万円以上で、後で聞いたところによると、チュニジアでは、工場なんかで働く人の月給も3万円程度なのだそうです。

なんか、そのチビハゲおじさんは、お札をまいてしまったあと、自分のリッチ度に満足したのか、どじょうすくいみたいな踊りを一人で踊っていました。

ダンス自体は良かったんですが…この札びら攻撃に結構ショックをうけました。

なんか、悪意はないのかもしれないけど、同じ女性として、あんなチビハゲ金満おじさんにお札をばらまかれてデカイ顔をされるダンサーはかわいそう…って感じてしまいました。

ダンナも、「お金を人に投げつけるのはとても失礼」という教育の人なので、これはすごく「カルチャーギャップ」だった、と言っていました。

今思うと、実際には、儀式的なやり取りで、場を盛り上げるショーの一部なんだと思います。でも、やっぱり、抵抗がありました。

ともかく、ツーリスト向けのショーではなく、ほんとに地元の人が来てるって感じのショーだったので、そういう意味では、見に行って良かったと思いましたが、ベリーダンスのあり方については、ちょっと疑問に感じてしまいました。

というか、どうせ実力的にもなれないのに、そんなことを言うのはおこがましいですが、私はベリーダンサーっていう職業はできないな、とこの日はっきり思いました。

ベリーダンサーの方がこの文章を読んで不快に感じられたら、本当にごめんなさい…




サラ * チュニジア旅行 * 18:50 * comments(4) * -

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コメント

あたしはベリーダンサーはチップいただいてナンボ!だと思ってますよ。。。
エジプトのナイトクラブとか、昔のNYなんかでもベリーダンサーの頭の上からお札がバラバラ降り注がれる光景があったみたいで
紙ふぶきのように舞うとか、
「ザッツアラブ!!」
っていう感じでワクワクします。(残念ながらあたしは写真や映像でしか見たことがないけれどー。だからナマで目にしたサラさんがうらやましい!)
ダンサーのブラがお札でいっぱい!なんて、夢のようです。。。だって踊りがよかった!ってことでしょう?
もちろん習慣の一部だということもあるし、自分が金持ちであることを見せびらかしたいのかもしれないけれど、いくらお金持ちの人でもダンサーが気に入らなければお金をあげようとは思わないんじゃないかな〜。
あ〜本当にすばらしいですね。そこのレストラン、カルタゴに行く機会があったら行ってみたいです。
(でもあたしも夜遅くまでおきているのは苦手。エジプトでもベリーダンサーが出てくるのは夜中の1時とか2時ですよ。。。)

日本でも、チップをいただくことがあります。
今度このことについても書こうと思ってます。
Comment by Reshmi @ 2008/03/08 10:54 AM
サラさんお久しぶりです〜。いつも大変興味深くブログ読ませて頂いています。
ばらまきチップ、微妙ですね!ショーを行うアーティストにチップを渡す習慣はダンサーに限らずあると思うのですが(ユッスーン・ドゥールか誰かがステージ下に集まってきた観客が差し出す札を受け取っているのを見たことがあります)、そんな風に頭からばらまくのって、確かに失礼かも…。というか、そういう演出っていうのが分かっていれば違うと思うのですが、女性の、さらにダンサーの地位があまり高くなさそうなお国で、さらにそのばらまいてるおっさんが本気だったので余計にカンに触るのでしょうか…。
なんだか、ちょっと考えちゃいました。
とりとめなくてすいませんーん。
Comment by ばれんぬ @ 2008/03/10 11:48 AM
■Reshmiさん、

チップのお金がばら撒かれるお話は、Reshmiさんのお師匠様のブログ?で以前に読ませて頂いたことがあったんですが、オイルマネー全盛の昔の話だと思ってました。

お札パラパラをみた時は、単純に嫌悪感みたいなのがあったんですが、今、冷静になって考えれば、ベリーダンサーを食い入るように見ておきながら、チップを全然渡さなかった私たち外国人ツーリストのほうが、ずっと失礼にみえるのかもしれませんよね。

うーん、でもお札をじかに頭に投げつけるっていうのは、やっぱりちょっとカルチャーギャップを感じてしまいます。

Reshmiさんのチップのお話も、ぜひ聞きたいです♪
Comment by サラ @ 2008/03/10 6:29 PM
■ばれんぬさん、

お久しぶりのコメント嬉しいです♪
お金に対する態度って、本当に文化的なものだと思うんですが・・・日本だと、車代とかって何も持ってなくても、とりあえずティッシュや懐紙に包んで渡すじゃないですか?
で、これまた、ばら撒いたオジサンが2人ともルックス的にブーだったので、嫌悪感もアップ、という感じです(すごく個人的な意見ですが・・・)

「オラオラ〜!札だぞ〜!」
っていう態度がギラギラしてるようで(笑)

ユスーン・ンドゥールが差し出されたお札を集めてるという姿も・・・かなり
ギャップを感じます。例えば、五木ひろしがファンのおばさんにお札を差しだされてるシーンとか、想像できませんよね!

ばれんぬさんもご存知だと思いますが、フランス人は日本人以上にお金の話をタブー視します。人にも寄りますが、ちょっと高い買い物をした時に、「いくらだった」とか「割引をしてもらった」、みたいな話は絶対しない、とか。
そういうのに慣れていたので、さらに違和感を感じたのかもしれません。
でもまぁ、ばれんぬさんのご指摘どおり、ショーの一部というところもあったんだと思います・・・
Comment by サラ @ 2008/03/10 6:39 PM
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