前回のレッスンで、約束どおり先生が
アルジェリアのベリーダンスを踊ってくれて、みんなで一緒に踊りました。
先生が色々説明してくれて、固有名詞がいっぱい出てきたんですが、聞き覚えのない言葉を聞いても、記憶力がなくてあまり憶えてこられなかったのが残念です…。
まずは、
アルジェリア西部の男性のシミー中心の踊り。
肩に武器を担いで踊るそうです。
はっきりいって、肩シミーばっかりなので、かなり疲れます…。
ターンとかの時、ちょっとアフリカンダンスに近いようなステップもありました。
それから、
アルジェリア東部のベルベル人(アラブ人とは別の民族です)のグループ・ダンス。
まず、ラインダンスみたいに男女別々に数人で並んで、背中に手を回してくっつきます。
それから、右足を左足の前に出して、右に戻す、というのを1,2,1,2のリズムで繰り返しながら、右に行ったり、左に行ったり、前後したりします。
これは、結婚式などでよく踊られるそうで、ともかくリズムに合わせてバンバン床を踏み鳴らすのだそうです。
他の地方の人には、「
ゴキブリ踏みつぶしダンス」と呼ばれているそうです(笑)
あと、
お腹をポコン、と上にロールするダンス。
「
アンジュレーションとは違うの?」
と質問したところ、アンジュレーションみたいに腰から肩まで使うのではなく、下腹部だけでポコンと上にアクセントをつけるのだそうです。
これが結構うまくできないんです。
「
できない〜!」
と言ったら、
「
アルジェリアのすごい太っ腹なダンサーがポコンポコンするとすごい迫力があるんだけどね」
と言われました…。
このダンスをする時に、腰骨のあたりに沢山スカーフを巻いて、ポコンという動きを強調するんだそうです。
みんなが何も質問しないので、私は折角だし、と思ったので色々質問をしました。
「
アルジェリアのベリーとオリエンタル・ダンスはどこが違うの?」
「
エジプシャンを中心としたオリエンタル・ダンスは、全身のどこかしこにも神経を使って、足から腰から指先から目線からすべてを使って踊るんだけど、アルジェリアのフォークロア・ダンスは、地方や踊りによって体のどの部分を強調するか、というのが結構はっきりしていて、肩中心とか、腰を強く動かすとか、そういう感じ」
先生の踊りを見ても、やっぱり普段の踊りよりも土臭い感じがあります。それはそれでとても魅力的です。
「
アルジェリアの音楽と普通によくあるベリーダンスの音楽は違うの?」
「
マグレブの音楽でも色々違いがあって、モロッコはエコーを聞かせた歌が中心。アルジェリアはライが中心。リミックスも沢山使われているよ」
次回、アルジェリアのCDを持ってきてくれるそうです。
ちなみに、ベルベル人のゴキブリ踏みつぶしダンスは、アラブのフルートとタムタムの特徴ある音楽で踊るんだそうです。
「
アルジェリアでは男性も踊るの?」
「
結婚式とかでは誰もが踊るんだよ。最初は、男女で分かれて踊るんだけど、段々近寄っていって、最後はどさくさにまぎれて電話番号とかを聞いてくる(笑)」
男女が別々に踊ってる時に、どれだけ
見せ場を作れるかが勝利のポイントだそうです(笑)
アルジェリアのダンスを踊ってる時の先生は、いつも以上にとってもキレイで楽しそうした♪